気づいたときには、突然に。

好きなことについて。思ったことについて。好き勝手に書いていきます。

旅に出よう、ここじゃないどこかへ

休職してから、旅にでた。働き始めてからの一人旅は初めてだったと思う。

 

睡眠期を少しだけ抜け出していた私は、今後の人生について神頼みをしに行きたかったのだ。(ちなみにこの話は4月のことで、今から半年も前のことであるが、神頼みの結果はまだでていない。そしてこの日記にはたらたらと旅の道なりを書いていく備忘録である。)

 
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前日に勢いで予約した東京新宿発の夜行バスに乗り、早朝伊勢で下車。目的地はもちろん伊勢神宮。外宮も内宮もどちらも参拝するつもりだった。夜行バスの中は遠足前のワクワク感を通り越した高揚感にあまり寝れなかった。 

駅そばのホテルを予約したのだが、チェックインは夕方。とりあえず目についたコインロッカーに荷物を詰め込んだ。車中二泊の一泊一人旅。荷物なんてそんなに無いのだけれど、それなりの荷物を持ち歩くのはめんどうだった。300円で買える幸せなら積極的に買っていくスタンスだった。

 

地図代わりのタブレットとポータブルの充電器さえあればどこにでも行ける気がしていた。あとは、ご朱印帳とほんの少しの勇気と小銭があれば無敵だった。案の定、この旅での私は無敵だった。

 
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朝一番に二見興玉神社へ。

ざぶんざぶんと波の音を聞きながら夫婦岩をぼんやりと眺めていると、少し曇った空が自分の鏡のようだった。この日の予報は雨。

どうか天気がもちますようにとお願いをした。

 
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その後は反対方向への電車に乗り迷子になりながら、なんとか伊勢神宮 外宮へ。朝御飯に赤福のさっぱりとしたあんこにほっこりしつつ、いざ外宮内へ。

壮大な空間に魂から心が震えた。

どっしりとした空間に、「ようこそ」と言われているような気がした。 

 
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タブレットに近場の名物を訪ねると伊勢まぶしを教えてくれた。

外宮の近くで食べるとそれだけで精進された気持ちになった。美味しかった。


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昼食の後は外宮別院までお散歩。神様が通る道の端を歩かせてもらった。

雨予報だった天気も気づいたら心地よい快晴で、なんだか歓迎されているような気持ちになった。日差しが心地よかった。


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駅からバスに乗り、てくてくと猿田彦神社を目指し芸事に明るくなるように祈ってから、内宮へ。お土産物は後にして、内宮の中へ足を進める。入口の川で手を洗うと水がとても冷たくて、ここまでの旅の高揚感を落ち着けてくれるようだった。

外宮よりも包み込まれるような暖かさを感じつつ、杉並からの木漏れ日に心を洗浄した。

 
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 内宮そばの土産市場で両親おすすめの伊勢うどんを。柔らかいうどんに甘辛のタレが絡んで美味しい。伊勢まぶしをたらふく食べた後でも苦しいと思いながらぺろっと完食してしまった。

 

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これはいかん!食べ過ぎている!!ので、内宮別院まで散歩。この頃にはちょうどよい夕暮れ時で、風が気持ちよかった。

 

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この時点ですでにかなりの距離を歩いていて、足が限界を告げていた。

外宮そばで揚げ物セットを買ってホテルで夜ご飯に。

 


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次の日は朝から外宮へ参拝をし、名古屋へ。久しぶりに切符を買った。

 


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二時間ほど在来線に揺られ名古屋へ。

ここでも熱田神宮へ神頼みに向かう。

結婚式の前撮りをしているご夫婦がいて、とても綺麗で心がほっこりした。

神宮内は落ち着いた雰囲気で、とても広かった。木々の力強さが凄くあるような気がした。

 

夕方は友人とご飯をたべて昔話に華を咲かせ、夜行バスに乗って東京へ戻ってきたのであります。